私たちの身近な生き物のひとつ、ハトについて調べてみました。みなさんはハトと聞くと何を想像しますか。平和のシンボルとされていることや、伝書鳩やハトレースなるものが催されていること、手品に使われていることなどでしょうか。
私はYouTuberの「水溜りボンド」さんのハトドッキリを思い出します。
トミー(ドッキリをかけられた人)のびっくりする様子がすごく面白いので、おすすめの動画です。もちろん、ドッキリに使用されているハトは作りものですよ。
ハトの種類:カワラバト(ドバト)、キジバト、カラスバト、アオバトなど
住んでいる場所:世界中の平地
大きさ:全長35cm
日本のハトは七種類に分別できるといわれています。その中でも、よく目にするのはカワラバト(ドバト)とキジバトの二種類だと思います。
カワラバトは在来種ではなく、実はヨーロッパや中央アジア、北アフリカが原産です。レース用になるほど強い体を持ったハトだからこそ、野生化した今では人の生活圏に侵入し「ドバト公害」と呼ばれるまでになってしまった一面もあります。
一方、キジバトはもともとは山岳地帯に生息していました。しかし、だんだん人の生活圏に進出し今では市街地でも見られるようになりました。
公園や駅にいるハトは、せわしなく動き回っています。しかしハトの体を仰向けにして軽く包み込むようにして両手で握ると、置物のように固まって動かなくなるそうです。
これは死んだふりの一種と考えられています。敵につかまり身動きが取れなくなったら、いったん無駄な抵抗をやめ、体力を温存しようとします。そして油断した隙に全力で逃げるという作戦のようです。
前述の仰向けのハトがじっとしている性質に目を付けたのが手品師です。どこに置いてもじっとしているので、箱やハンカチ、胸ポケットにしまわれることになりました。そして1000年も前からハトは手品師の相棒として人を楽しませているのです。ハトにも意外な歴史がありますね。
手品や結婚式などで用いられる白いハトはジュズカケバト(数珠掛鳩)の白変種でギンバト(銀鳩)といいます。一部の地域ではカワラバト同様に鳥害を発生させているようです。ハトのたくましさを見習いたいです。。
いかがでしたか。身近な生き物、ハトについて調べてみました。カワラバトとキジバトの違いのように自分が普段何気なく見ていたハトの見分けがつくようになり、少しだけハトに会うのが楽しみになりました。
みなさんもハトを見つけたらカワラバトかキジバトか見抜けるか試してみてください!
今泉忠明 著 「おもしろい!進化の不思議 続ざんねんないきもの事典」
ハトの種類 ADVAN CORPORATION
https://www.advan-group.co.jp/times/nihon_hato_syurui/
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