[Weiss Raitings] S&P500インデックス投資の裏側にある欠点とは。資産形成をする上で知っておきたいこと。

参考資料

【無料視聴】S&P500インデックスファンドの致命的な欠点【ジョン・マークマン】

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日本株から米国株へ

日本の個別株から米国のインデックスへと移行した人の話から始まる。管理の手間が小さなインデックスへと移行する。

日本株から米国株投資へと移行する人も多く、投資を始める人もどんどん増加している。米国インデックスブームが始まったが、あくまでこれはベターな選択でしかない。そのうえ、欠点があるとのこと。

ジョンマークマン氏によるとインデックス投資には致命的な欠点があるそうだ。

はじめに

米国インデックス投資(VOOやVTIなど)をおすすめできない理由があるとのこと。ただしこれはリターンを真剣に追い求める人のための話であり、欠点があるから完全にダメという訳ではない。その人のお金に対する価値観や、リスク許容度など人それぞれ最良の投資方法は異なること、10年以上の長期投資であることを押さえておく。このことを断ったうえで本編を以下にまとめる。

インデックス投資は米国株のパワーや可能性を目減りさせている希釈液

インデックスは分散して投資して平均を取る。平均と聞くと5割が上位で5割が下位のように感じる。しかし実際はインデックスの平均以上を取っている企業は1割程度であり、残りの9割の会社はインデックスの平均以下である。つまり、9割の会社が足を引っ張てしまっている。(S&P500を例に説明)

GAFAMすごすぎの話をする。

また米国の約半数、55.2%の企業の1990年から2020年12月の利回りが米国の一か月物国債の利回りを下回っていた。

一部のTOP数パーセント、優良企業が平均値を押し上げてくれている。インデックスはそれらの企業を8-9倍に薄めた希釈液のようだと表現する。

Weiss Ratingsの企業選定手法について

Weiss RatingsではABCDEの五段階で会社を選定している。でも本当は15段階(A+, A, A-,…)で、最近はFや格付けなし(U)も登場し正確には17項目。

企業分析、選定の際には6つの項目を使用。6つがバランスを取れていなければ高格付けとなることはできない。

  • Growth 成長
  • Efficiency 効率性
  • Solvency 支払能力
  • Total Return トータルリターン
  • Dividend 配当性
  • Volatility 変動性

スタンダード&プアーズやムーディーズとの違いとしては、これら二つは企業の信用力、倒産しにくいかどうかなどについて分析する。銀行の貸付やビジネスでしばしば用いられる。一方、Weiss Ratingsでは投資先として優良かや今後株は伸びそうかに重きを置いて格付けをしている。

パワーエリート指標というオリジナルの指標を彼は研究しており、Weiss Ratingsの格付けに追加して企業分析に用いている。この指標の狙いは持ち続けるだけでインデックス以上の成長を続けるようなエリートポートフォリオを作ることである。

パワーエリート企業の三つの特徴

  • 特定の業界で高いシェア 価格決定権を持っていること
  • 自社の事業に集中 業界を革新し続けていること
  • ニッチな市場であるとなお良し

市場の大きな下落に強く、意外とAMZN、METAやJnJ、MCDなどは入っていない。多くの人が退屈だと思うような銘柄なことが多い。

一つ目の条件については市場の需要や自分たちの利益率のために価格を変更でき圧倒的な強みとなり、売り上げの安定へとつながる。

二つ目については、一つの分野でナンバーワンを獲得した企業がエゴを持たず、余計な買い物をしないことに注目している。ここで余計な買い物とは本業とは関係のない企業を買収することをさす。

例えばペイパルは決済サービスを行う会社として成長していたが、画像共有サイトのピンタレストの買収を行おうとした。高すぎる買収や分野横断的な買収が嫌気され、株価は急落した。結局、買収はしなかったとのこと。ビジネスの多角化の難しさの一例。

三つ目については、このポイントが叶えられるとほぼ独占状態となり、維持されやすい。

具体的な企業を一つ上げると、害虫駆除の会社であるローリンズが挙げられる。アメリカには全土でナンキンムシという害虫が存在する。毒性は弱いものの、かまれると一時的に赤くはれたりする小さな虫である。

あるホテルのシーツにこの虫がついており、そのホテルに泊まった家族は体中をさされてしまった。その家族はホテルを訴え、日本円で約5460万円にも及ぶ多額の賠償金を手にした。このように、害虫によりホテルや飲食店は賠償しなければならないことがしばしば存在する。

そしてその害虫駆除サービスの圧倒的シェアを誇るのがローリンズである。この企業が安定して収益を続けられる理由である。

Weiss Ratingsの銘柄推奨記事のお話

Weiss Ratings購読するメリットの話。ぜひ登録してねとのこと。

マークマン氏マジすごい人のお話。

インフレをはじめとする現在の米株市場

パワーエリート企業に関していえば買い増しチャンスとのこと。(*効果を保証するものではありません。)パワーエリート企業のような優良株をバイ&ホールドしていく重要性。

まとめ

平均以下をたくさん集めたインデックスよりもニッチ業界のリーダー的存在を集めたポートフォリオ作成を推奨する。

さいごに

Weiss Ratingsの「99%の投資家が知らないインデックス投資の致命的な欠点」の一時間半の動画をまとめたメモ書きでした。

すごく興味深い話でした。

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