コロナを経て在宅での時間を考える人が増えました。その中でつみたてNISAや仮想通貨など投資を行う人が増加しているようです。
投資を始めた方の中でローソク足や移動平均線、出来高について知りたい人がいるかもしれません。今回はそのような方に向けた解説記事です。
期間5日の株価の平均値をとった短期移動平均線や、期間25日、50日の中期移動平均線、期間75日、200日などの長期移動平均線の3種類に大別されます。
米国株では主に50日、200日移動平均線が、日本株では5日、25日、75日が使われることが多いです。
これらの移動平均線の傾きで株価のトレンドを判断します。移動平均線の並びが上から「短期戦>中期線>長期戦」の順になっているときは上昇トレンドと判断します。
そして、株価が移動平均線を上抜けたりするときにはトレンドの加速や転換点となり、注意が必要なことがあります。反対に移動平均線が株価の上昇を阻む抵抗線(レジスタンスライン)や下落を食い止める支持線(サポートライン)となることもあります。
過去の高値付近は、高値つかみした投資家の売りが待ち構えているので株価の上昇を拒む抵抗線となりやすいです。逆に過去の高値を突破したとき空売りしていた投資家の損切もあり、上昇に勢いが出ます。
過去の高値・安値を抜けるか抜けないかで値動きの勢いや方向性を判断します。週足や月足チャートにして長期間で株価を見ることも大切です。
陽線の長さや下ヒゲは上昇の勢いを、陰線の長さや上ヒゲは下落の勢いを示します。ローソク足が移動平均線や過去の高値・安値を抜けるか抜けないかは値動きのシナリオを立てる上で重要です。
抵抗線や支持線を抜けたり、跳ね返されたりしたときのローソク足の形状に注目します。抜け方や跳ね返され方も観察します。
出来高の増減には常に気を配ります。機関投資家のエントリーを見逃さないようにするためです。
出来高の増加は買いたい投資家が多いのか、売りたい投資家が多いのかのどちらかです。状況によって、どちらかを判断します。
株価の上昇には出来高の増加が必要ですが、株価は出来高が少なくても下落します。
小型株(時価総額の小さな会社の株)は資金を大量に持った機関投資家やヘッジファンドによって簡単に価格が操作されます。そのため時価総額が大きな会社に投資することが無難です。
具体的には「TOPIX100」や「日経平均株価」、「JPX日経インデックス400」に採用された銘柄を選ぶと良いでしょう。
チャートで最低限見るべきポイントを紹介しました。テクニカル指標をしっかりと使いこなして投資を行っていきましょう。株に対して短期でエントリーして、売買していきたいです。
草食系投資家LoK 著「ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ「週1ラクすぎトレード」」(2022)