初詣やお祓い、結婚式など神社に行く機会はしばしば訪れます。定期的に参拝している方もいるかもしれません。
普段何気なく目にしている神社もそのご利益(ごりやく)や祀られている神様のことを知っているともっと好きになるかもしれません。この記事ではよく目にする~稲荷などの神社とそこで祀られている神さまについて知ることができます。
神社の中には~稲荷など同じ名前があることに気づくと思います。これは同じ系列の神社で同じ祭神を祀り、同じご利益をいただくことができます。つまり神社名を見ることでどのような神様が祀られており、どのようなご利益をいただくことができるのか、わかるのです。
そのため、仕事や勉強を頑張りたいのか、恋愛を頑張りたいのかなど自分の頑張りたいことに合わせて神社巡りをしてみるといいかもしれません。
祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)といいます。「稲荷」の語源は「稲成(いねなり)」だったため、もともとは稲の成長を見守る穀物や農業の神様でした。
ここから転じて、現在、商売繁盛や出世運のご利益があると考えられています。そのため仕事を頑張りたい人や事業を立ち上げた人は「お稲荷さん」へ参拝することがおすすめです。
このサイトのトップの写真は京都の伏見稲荷大社の楼門(ろうもん)です。大きくきれいな赤が目を引きます。
京都伏見稲荷大社は全国30,000社あるといわれるお稲荷さんの総本宮です。商売繫盛・五穀豊穣の神様として篤い信仰を集め、2011年にはご鎮座から1300年を迎えたそうです。
八幡様は、応神天皇(第15代天皇)・神功皇后をはじめとする神様たちを祀る神社です。
京都府の岩清水八幡宮や神奈川県の鶴岡八幡宮、岐阜の郡上八幡が有名です。
特に京都府の岩清水神社では、源義家が元服し「八幡太郎」と称するなど、源氏の崇敬を受けました。
さらに源頼朝が鎌倉幕府を開いてからは神奈川県の鶴岡八幡宮への信仰が高まりました。このような背景から八幡神社は武家の守護神として各地に祀られています。
ご利益は勝ち運で、スポーツや勝負事の前におすすめな神社です。また、病気に克つ力や弱気に勝つ力もいただくことができます。
福岡県の太宰府天満宮が有名です。学問の神様・誠の神様として知られる菅原道真公(すがわらのみちざねこう)をお祀りする神社の総称です。「天神社」「天満宮」では学業成就・合格祈願のご利益があるとされています。入学試験や資格試験、昇進試験の合格祈願におすすめの神社です。
ここで道真公について解説します。道真公は平安時代の学者・政治家でしたが、太宰府(福岡県太宰府市)へ左遷され亡くなりました。その墓所が整えられ、現在の太宰府天満宮となりました。
道真公の死後、京都でも手厚く祀られたのが北野天満宮の始まりです。
有名な神社とそのご利益について紹介しました。
お稲荷さんは商売繁盛や出世運、
八幡様は勝ち運、
天満宮は学業成就や合格祈願です。
もちろん、運気アップにはどこの神社もおすすめです。快適な神社ライフをお過ごしください。
発行人・編集人 新井邦弘 地球の歩き方御朱印シリーズ「御朱印で巡る茨城の神社-週末開運さんぽ-」
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