英語にA thick skinというイディオム(慣用句)があることはご存知でしょうか。これは「批判や悪口、失礼なことを言われても気にしないこと。感情が傷つきにくいこと。」を表します。強くてメンタルが安定しているという良い意味、もしくは中立的な意味でつかわれる言葉です。
対して日本語の「面の皮が厚い」は「恥知らず、図々しい、厚かましい。」という意味で使われます。一般的にはネガティブな意味として使用される言葉です。
A thick skinは直訳すれば「厚い皮膚」なので同じような意味に見えますが、一方はポジティブな、もう一方はネガティブな意味を持つようです。ただ根本にあるニュアンスとしては同じようなことを表しており、文化や言葉が違っても共通している感覚があることはすごく興味深いです。そう思いませんか。