古事記に登場する神様を紹介!近所の神社の御祭神は??[神社・御朱印巡り]

はじめに

神社巡りをしている方の中で、その神社の主、つまり御祭神が気になった方はいませんか。今日は多くの神社の祭神となっている古事記に登場する神様を紹介します。

それぞれの神様に得意なご利益や特徴があるので、自分の気になることに合わせて巡る神社をどこにするか考えるのも面白いかもしれません。

知っておきたい古事記の神様

イザナギノミコト

日本を造った神様で、古事記では「伊邪那岐命」、日本書紀では「伊弉諾尊」と書かれます。神生み、国生みの男神(おがみ)です。イザナミを妻として、淡路島などの数々の島を生み、日本列島を造りました。

アマテラスをはじめとする多くの神々の父でもあります。イザナミがなくなると黄泉の国(死者の国)まで会いに行くほどの愛情の持ち主です。

そのため、イザナギを祭神とする神社は夫婦円満、子孫繁栄、長命、厄除けのご利益があるといわれています。

イザナミノミコト(伊邪那美命)

イザナギの妻として多くの神や日本を生んだ女神です。イザナギとともに日本最初の夫婦神です。

火の神を出産したことによる火傷で亡くなってしまいました。その後黄泉の国へ旅立ちます。そこで、黄泉津大神(よもつおおかみ)として黄泉の国を支配する女王をなりました。

神や国、万物を生み出す強い生命力の持ち主なので、参拝者の心や体にエネルギーを与えてくれます。夫婦神のため夫婦そろって御祭神の神社が多いようです。

アマテラスオオミカミ

イザナギの禊(みそぎ)によって生まれた女神です。天上界にある高天原(たかまがはら)を治める太陽神で八百万の神々の最高位に位置し、皇室の始祖とされています。

全国の神明社(しんめいしゃ)はこのアマテラスオオミカミを主祭神としており、伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を総本宮とする神社をさします。

自分自身の内面を磨きたいときや未来を切り開きたいとき、なにか新しいことに挑戦したいときなどにご利益があります。

スサノオノミコト

アマテラスオオミカミの弟です。スサノオノミコトもイザナギの禊から生まれました。父であるイザナギから海を治めるように命じられましたが、母のいる国に行きたいと反抗したため追放され、放浪の身になります。

出雲に降り、ヤマタノオロチを退治して美しい妻を得ます。乱暴者ですが、正義感が強く、厄除け縁結び開運など多くの願い事に応えてくれます。

オオクニヌシノミコト

スサノオノミコトの子孫で、優しく恋多き神様です。ワニに毛をむしられた白兎を助けた神話「因幡の白兎」で有名です。兄弟に殺されたり、復活後、スサノオから試練を与えられたりとかなり波乱万丈な神様です。

見事、スサノオの試練を耐え、人間界を治め、出雲の国造りを行いました。「古事記」によると多くの女神と結ばれ、「百八十」の神をもうけたとあります。

このことからオオクニヌシノミコトが祭神の神社では良縁子孫繁栄にご利益があるといわれています。

ニニギノミコト

地上界の支配権を得たアマテラスオオミカミは、天井から地上へ統治者としてニニギノミコトを送りました。ニニギノミコトはアマテラスオオミカミの孫です。

天岩戸伝説で活躍した神々を連れ、ニニギノミコトは高千穂嶺(たかちほみね)(宮崎県と鹿児島県の県境に位置する火山)に降臨しました。このとき稲作をもたらしたとされており、農業の神様と考えられています。

そのため五穀豊穣商売繁盛などのご利益があると考えられています。

この天孫降臨により天上界と地上界は結びつき、アマテラスオオミカミの末裔である天皇家が日本を治めていくことになりました。

さいごに

今日は古事記の神様を紹介しました。オリエンタルラジオの中田さんの動画でも古事記はわかりやすく紹介されているので、もっと知りたいと思った方はYouTubeや古事記に関する本を読んでください。

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参考資料

発行人・編集人 新井邦弘 「御朱印でめぐる茨城の神社 週末開運さんぽ」

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